ナイフの鋼材1 概要 | 山秀
 

ナイフの鋼材について知りたい!


最近は次から次へと新しい鋼材が出てきて何がなんだか分からない…という人も多いのではないでしょうか?

鋼材は主に以下の4つの要素で判断します。

   1,硬度(硬さ HRC)
   2,耐摩耗性(刃持ち)
   3,靭性(粘り・欠けにくさ)
   4,耐蝕性(錆びにくさ)


 

■初心者のオススメは?


いわゆる高級鋼材と呼ばれるものを使用したナイフは、硬度が高く(=硬い)耐摩耗性の性能が良い(刃持ちは良いが、なかなか研げない)ことが多く、初心者にはあまりおすすめしません。むしろ、柔らかめの鋼材がオススメで、切れ味が落ちてきたら「砥ぐ」ことでメンテナンスにも慣れるので一石二鳥ではないかと思います。

また、中には初心者に錆びる鋼材で手入れをしっかりするこを学ぶようにと勧める方もいますが、個人的には錆びにくいステンレスで、まずは気軽にナイフを使って欲しいですね。

初心者には柔らかめの錆びにくい鋼材がオススメ!

ということで初心者にオススメの鋼材はCRKTなどで使用している8Cr13MoV、オンタリオのRATフォールディングナイフで使用しているAUS-8、ボーカーで使用している440A、440B、440C、オピネルで使用している12C27などです。

研ぎやすさは硬度だけでは測れませんが、一般的に、硬度55〜58HRCくらいが柔らかいと感じ、60HRCを超えてくると、途端に固く、研ぎにくく感じるようになってきます。58〜60HRCは硬さと研ぎやすさを考えたときに絶妙な硬度だと言えます。

 

■鋼材の性能は同じ鋼材でも違う?!


同じ鋼材であれば同じ性能だと思いがちですが、鋼材は「焼入」によって出来が左右されます。同じ鋼材でもメーカーによって硬度やユーザーの評価が違うのは「焼入」によるものです。

最近の中国製品について細かい造作は高精度の工作機械を導入してきれいに作るのですが、焼入れに関しては昔ほどではありませんが、若干当たりハズレがみられるようです。人によって中国製品について評価が別れるのはこのためです。

実は8Cr13MoVという鋼材はAUS-8とほとんど組成が同じ鋼材です。違う名前でもその鋼材を製造している国やメーカーが違うために違う名となっている鋼材はよくあります。8Cr13MoVは中国での鋼材名で、8Cr13MoVはあまり良くないという言われ方をしますが、AUS-8と同等品ですので、その評価が悪いとすれば「焼入」によってそのポテンシャルを出し切れていない、という可能性が高いと思われます。

 

■あなたにとって良い鋼材は?


良い鋼材、良いナイフというのは使う人の好みや用途で変わります。ヨーロッパの人は柔らかめの鋼材が好きなので、ヨーロッパのメーカー(ボーカーなど)は柔らかめの鋼材を使用することが多いです。

用途によって、柔らかい鋼材ではすぐに切れなくなってしまうので硬い鋼材が良いと言う場合があります。狩猟の解体ではブレードが硬い骨に当たりますので、ある程度硬い鋼材でないとすぐに切れ味が落ちてしまうのです。

錆びてもいいので切れ味が優れている鋼材が良いという人もいれば、切れ味が若干劣っても、錆びない(錆びにくい)鋼材がいい…という人もおり、結局、使う人の好みや用途によって良い鋼材、良いナイフというのは異なります。

まずは一本手にとって使ってみる。そこで初めて違うナイフを使ったときに、これは最初のナイフと比べてココが違う、あそこが使い易い、あるいは使いにくいという判断、評価ができるようになります。

最初からバッチリのナイフを手に入れることは難しいと思います。まずは見た目でもいいので気に入ったナイフを手に入れて使ってみましょう。


 

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