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日本で戦前から使われていた折込式刃物(ナイフ)。
使用時には「チキリ」と呼ばれる峰部分からカシメ後方に伸びた突起部分を親指で押さえることでブレードを固定することが出来ます。
現在、肥後守とは兵庫県三木市にある永尾かね駒製作所の登録商標となっております。
この形状のナイフの製造が始まったのは1890年代と考えられています。 単純な構造のためほとんど壊れる所が無く、長く使用出来ます。
1950年代後半頃からは鉛筆を削る文房具の一つとして子どもの間で広く愛用されたことで知られています。
やがて鉛筆削り器やカッターナイフの普及により文房具としての姿は少なくなり ましたが、 日本の刃物を代表する名作“肥後守”は今でも兵庫県の職人の手により生み出され多くの人々に愛される刃物です。
全長:約170mm
刃長:約75mm
刃厚:約2.5mm
重量:約4.8g
鋼材:青紙割込
柄:真鍮
Overall length: about 162mm
Blade length: about 67mm
Blade thickness: about 3mm
Weight: about 43g
Blade material: Aogami Warikomi
Handle material: Brass